約 1,779,187 件
https://w.atwiki.jp/legends/pages/4995.html
「食の力」 三人の男子高校生が歩いている。彼らの名前は海士深 藻治郎(あまみ そうじろう)、黒酢 軟吉(くろず ぜんきち)、火高 辛太(ほだか しんた)。 藻治郎「むしゃむしゃ…。あ、君達も食べるかい? 都昆布」 辛太「いらねぇよ。そんな事より柿ピー食おうぜ」 軟吉「いやー、僕辛いの無理だしぃー…。あー都昆布なら食べるよー」 と、まぁ三人は仲良く(?)雑談していたのだが… かさかさと赤いものが歩いてきて、藻治郎のズボンを挟んだ 藻治郎「え? …ザリガニっ!?」 三人が向こうを見ると…大量のザリガニがこちらへ向かってきていた… 藻治郎「くっ…!」 藻治郎は後ろに下がりながら都昆布やら海苔やらを食べ始めた。すると見る見るうちに髪が伸び始め…ザリガニたちに巻きついた 彼の契約都市伝説、『海藻を食べると髪が良く育つ』の能力である 辛太「ちっ…! 食らえ!」 ポケットから、カラ○ーチョを取り出し、バリバリ食べる辛太。そのすぐ後、辛太の口から火が出て…ザリガニを焼いた 彼の契約都市伝説、『辛いものを食べると火を吐く』の能力だ 軟吉「うーん…これはやばいねー…」 酢の入った一升瓶を取り出し、グビグビ飲む軟吉。そこにザリガニたちが飛び掛るが…軟吉は人間業でないような柔軟性で、それを受け流してゆく 彼の契約都市伝説、『酢を飲むと体が柔らかくなる』の能力である 藻治郎「ねぇ…ムシャ…尋常じゃないよね、このザリガニ達…ムシャ…数も敵意も戦闘力も…!」 辛太「ああ、やべぇな…バリボリ…カラム○チョが足りなくなんのも時間の問題だ…」 軟吉「せめてー本体を見つけられればー良いんだけどねー!」 あまりに沢山のザリガニに苦戦している三人。だがその三人の苦難を全く気にせず、ザリガニ達は押し寄せてくる。まさに数の暴力だ 「おや、何をしているんですか? 貴方達」 眼鏡をかけた青年が歩いてくる。彼の名前は青苺 瞳(あおめ あきら)。 藻治郎「見れば分かるでしょ、ザリガニに襲われてるんだよ!」 辛太「数が多すぎてキリがねぇんだ!」 軟吉「何処かに本体がいるとは思うんだけどー」 瞳「そういうことなら任せてください」 そう言って瞳はブルーベリーを齧る。彼の契約都市伝説、『ブルーベリーを食べると目が良くなる』。能力は『ブルベリーを食べた後、しばらくの間非常に眼が良くなる』というもの 瞳「見つけました。あそこです!」 瞳が遠くを指差す 辛太「OK! 本体が分かればこっちのモンだ!」 辛太がカラ○ーチョをバリバリ食べ、火球を飛ばす 『熱!』 辛太の火を浴び、老婆が姿を現す。『ザリガニ婆』。ザリガニを操って人を襲う都市伝説だ 藻治郎「瞳君、辛太君、ナイス! 早速捕らえるよ…ムシャムシャ…黒髪ロングストレート!」 都昆布を一気に食べ、髪を伸ばして『ザリガニ婆』を捕らえようとする藻治郎 『そうは行かないよ…ザリガニ達!』 藻治郎「うわっ…! 髪の毛にザリガニが! 離れろ! 離れろって! 頼むから離れてよおおお! 髪の毛が生臭くなる! 」 『ひひひ…さぁ、あんた達の仲間は一人動けなくなったよ…次は誰かねぇ…ひひひ』 軟吉「藻治郎君髪の毛には何かとうるさいからなー。しょーがない、僕が行くよー」 そういうと軟吉は近くの塀に登り、屋根に上り、屋根伝いに歩いていって、『ザリガニ婆』の上まで到達した 軟吉「さーて、捕まえるよー」 酢を飲んで手に入れた猫以上の柔軟さを利用して『ザリガニ婆』に真上から飛び掛る軟吉 『ひひひ…上から攻めるのは良いけど…隙が大きすぎるよ!』 『ザリガニ婆』の手から放たれたザリガニが軟吉を襲う 軟吉「うわー! 危ないー!」 咄嗟に宙返りしてかわす軟吉。だがそのせいで『ザリガニ婆』を捕らえられなかった 瞳「まずいですね…! このままでは全滅です! 『ザリガニ婆』ってここまで強い都市伝説でしたっけ!?」 辛太「やべぇぞ! どうすんだ瞳(ひとみ)!」 瞳「「ひとみ」じゃありません「あきら」です! 間違えないで下さい!」 辛太「どっちでもいいだろ! 今はこの状況をどうするかが問題だ!」 瞳「前半はともかく後半には同感ですね。しかし、僕には攻撃能力がありません」 辛太「問題ねぇ。まだ取って置きがある!」 そう言った辛太が鞄から取り出したものは、“暴君ハバネ□”。あの物凄く辛いお菓子である 辛太「行くぜ…少し離れてろ、瞳(ひとみ)!」 瞳「だから瞳(あきら)ですって!」 辛他の言葉を訂正しつつ、辛太から離れる瞳。瞳が離れるのを確認して、辛太は暴君ハバネ□をバリバリ食べ始める 辛太「バリボリバリボリバリボリ…」 そして、すぐに全部食べ終わった 辛太「くー…相変わらず効くなぁー! じゃ、焼き尽くすか!」 辛太の口から大量の炎が放たれ、辺り一面を包んでいく。ザリガニを大量に焼けたのだが… 藻治郎「熱! 明らかにやりすぎでしょ! 僕の髪まで焼ける!」 軟吉「ちょ、木にまで燃え移ってるよー! まずいってこれー!」 瞳「まさかこれが取って置きですか? リスキー過ぎるでしょう」 味方まで巻き込んだ。そして、肝心の『ザリガニ婆』の方はというと… 『さっきは不意打ちだったから対応できなかったけど…同じ手を二度食うほどアタシも馬鹿じゃあないんでね…!』 大量のザリガニを盾にして身を守っていた 瞳「ダメじゃないですか! 」 藻治郎「結局やられてんの僕達だけじゃん!」 軟吉「後先考えなさ過ぎだよー!」 辛太「やっちゃったZE☆」 瞳「やっちゃったZEじゃありませんよ! どうすんですかこの状況!」 辛太「そこまで考えてなかったZE!」 藻治郎「考えてなかった!? ふざけるのも大概にしてよ!」 軟吉「とにかく逃げよーよ!」 瞳「しかし周りは火の海です。これをどうにかしないことには…」 慌てふためく藻治郎達 藻治郎「…そうだ」 軟吉「何か案でもあるのー?」 藻治郎「うん。ほら、辛太君って契約都市伝説の影響で耐火能力あるじゃん? だから…」 辛太「ま、まさか…」 藻治郎「そう、そのまさかだよ」 その瞬間、逃げようと走り出す辛太だったが… 藻治郎「逃がさないよ!」 藻治郎の髪に絡め捕られてしまった 辛太「ひぃっ…!」 藻治郎「…それじゃ、消火活動開始!」 藻治郎は辛太の足首に髪を巻き付けて振り回し、消火活動に勤しんだ。こんなやりとりをしている間に『ザリガニ婆』は巨大なザリガニに乗って逃げてしまった… やがて火はおさまり、ぼろぼろになった辛太をつれて藻治郎達は帰路についた 続く… 「誰かが困っている?」「取り返しのつかないことになってる?」 「「もしかして、僕(あたし)達の出番かな(かしら)?」」 牛乳を持ったやけに長身の青年と、やけに胸の大きい少女がいたが 今回はもう彼らの出番はない 今度こそ、続く… EXIT
https://w.atwiki.jp/legends/pages/4988.html
「万有引力」 こんにちは。私、天野林檎(あまのりんご)です。よろしくお願いします。天野宇宙お兄さんの妹をやってます 林檎「今日はなんだか獣が多いですね…気をつけないと」シャリ リンゴをかじりながら呟く私。じゅーしーで美味しいです 林檎「やはりリンゴは美味しいですね。アダムとイヴが食べてしまうのも分かるというものです」シャリ 禁断の果実…甘美な響きですね 林檎「今日はジャガー男が沢山居るらしいですからね。会わないように願わないと」シャリ… こっそり移動して、ね。噂によると今日世界が滅びてしまうそうですが…さて 『ババリバリッシュ!』 林檎「っ…!」シャリン! って出たぁ! あ、リンゴ食べ終わりました 『ババリバリッシュ!』 しかもいきなり襲いかかってきました。失礼な奴らです 林檎「なんなんですか…えいっ!」 だから私は食べ終えたリンゴの芯を投げつけます 『ババリバリッシュ!』 かわされました。時間稼ぎにもなりません。でも、十分。投げられさえすればよかったのです 林檎「大地の束縛(グランドバインド)!」 『ババリっ…!?』 ジャガー男達が地面にへばりついて動かなくなりました。かなり戸惑っています 林檎「乙女にいきなり牙と爪を向けるなんてどうかしてますよ、貴方達」シャリ… 新しいリンゴを食べながら、ジャガー男達を見下ろします 『ババリ…バリッシュ!』 おや、どうやら一匹だけ立ち上がれたようです。しかも襲いかかろうとしています 林檎「あのまま大人しくしていれば良かったのに…無駄なことをしますね」シャリ… 『バリっ…!』 再び地面にへばりつくジャガー男。今度こそ起きあがれないでしょう 林檎「どうして動けないのかって顔してますね? いいでしょう、少しだけ教えてあげます」シャリ… リンゴを飲み込み、ジャガー男達を見下ろしながら言い放ちます 林檎「貴方達がどれだけ強かろうと、この地上に存在する以上…重力には逆らえません。つまりそういうことですよ」シャリ… そう、これが私の契約都市伝説。『ニュートンはリンゴを見て引力を発見した』。私はリンゴ、及びリンゴに触れている物の引力を自在に操れるんです …え? 都市伝説じゃない? いえいえ、そんなことはありません。何しろこの有名な逸話、作り話だという説があるのですから 林檎「ところで貴方達、世界を滅ぼすジャガーだそうですね。だったら…倒すしかありませんよね」シャリ… 『バリ…!』 林檎「世界を滅ぼす貴方達は、地球の力で…引力で倒すのが一番でしょう。食らいなさい…」シャリ…! 二つ目のリンゴを食べ終え、それを放ります 林檎「引力増幅…」 空中でリンゴの引力をどんどん増やしていきます 林檎「最終奥義…ブラックホール!」 リンゴの引力が限界を超え、ブラックホールを発生させます 『ババリ…! バリッシュッ…!』 ジャガー男達はどんどん吸い込まれていき、そしてみんな吸い込まれてしまいました 林檎「ああちなみに…。私のはお兄ちゃんのと違ってホワイトホールになんか繋がっていませんよ。一方通行出口なしです!」 まあ、誰も聞いてないんですけどね 林檎「さて、じゃあそろそろ行きましょうか! やっぱり良いことをした後に食べるリンゴは格別ですね!」シャリ… 三つ目のリンゴをかじりながら、私は帰路に就くのでした。 続く… EXIT
https://w.atwiki.jp/umi-rin/pages/16.html
(2006年07月31日) カタツムリを飼う?
https://w.atwiki.jp/clda_ap/pages/5.html
更新履歴 @wikiのwikiモードでは #recent(数字) と入力することで、wikiのページ更新履歴を表示することができます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //www1.atwiki.jp/guide/pages/269.html#id_bf9eaeba たとえば、#recent(20)と入力すると以下のように表示されます。 取得中です。
https://w.atwiki.jp/clda_ap/pages/11.html
インスタグラムプラグイン 人気の画像共有サービス、Instagram(インスタグラム)の画像をアットウィキに貼れるプラグインです。 #ig_user(ユーザー名) と記載することで、特定ユーザーのInstagramのフィードを表示することができます。 例)@dogoftheday #ig_user #ig_tags(タグ名) と記載することで、特定タグのInstagramのフィードを表示することができます。 #dogofthedayjp タグ #ig_tag #ig_popular と記載することで、Instagramのpopularフィードを表示することができます。 詳しい使い方は以下のページを参考にしてください! =>http //www1.atwiki.jp/guide/pages/935.html
https://w.atwiki.jp/clda_ap/pages/8.html
動画(youtube) @wikiのwikiモードでは #video(動画のURL) と入力することで、動画を貼り付けることが出来ます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //www1.atwiki.jp/guide/pages/801.html#id_30dcdc73 また動画のURLはYoutubeのURLをご利用ください。 =>http //www.youtube.com/ たとえば、#video(http //youtube.com/watch?v=kTV1CcS53JQ)と入力すると以下のように表示されます。
https://w.atwiki.jp/legends/pages/2534.html
「嫉妬少年のその後」 ウーウー… 消防車のサイレンが響き渡る。その様子を小さく震えながら眺める少年、妬見女疾風 「一体何があったんだい?」 そう聞かれる疾風。都市伝説の力で爆発した、なんて言っても信じてもらえる訳がない 疾風「車…を見てたら…突然…爆発…して…」 震えながら声を絞り出すように答える疾風。これでいくらか誤魔化せたはずだ 帰り道 疾風「…「あるお方」に協力、ね…どうするかなー」 『美味シイ思イガデキルッテンナラ、協力シテモイーンジャネェノ?』 疾風「でもなーリア充だって言ってたからなぁ…。妬ましいし…」 『ソウカ…マァ好キニスリャイーンジャネーノ?』 疾風「そう。それじゃあ協力すんのはやめとこうかな。全リア充は僕の敵だし」 『ジャア敵対スンノカ? オソラクアイツニ狙ワレルゼ』 疾風「うーん…あの人は同志だからね…まぁ僕はリア充を爆破していくよ」 どうやら協力する気はないようだ。リア充は今までどうり爆破するようだが そして、帰り道の途中…部員に出会った 蒼介「ゴホゴホ…あ、疾風君」 疾風「あ…蒼介君」 同じ部員で帰る方向も同じだったので、一緒に帰ることにした 不幸「へぇ…同じ都市伝説の契約者と出会ったんだ…」 疾風「うん。何か協力しないかって言われたんだ」 幽夜「へぇ…それで君はどうするんだい?」 疾風「誘いには応じないことにしたよ」 こんな会話をしていた。すると… <着メロ> 蒼介「ゴホ…メールだ。差出人不明?」 564219 蒼介「!!? みんな、やばい。都市伝説に狙われた…ゲホッ」 「「「!?」」」 すると蒼介の背後に包丁を持った男が現れ、…刺した 蒼介「ゲホッ…ゴホッ」 蒼介を襲ったのは『564219』。ポケベルに564219という数字が出て…という都市伝説である 不幸「ちょ…蒼介君大丈夫? 生きてる?」 蒼介「大丈夫…傷はやばいけど、死なないから…ゴホ」 蒼介は新しい都市伝説と契約していた。それは『病弱は生存フラグ』。彼が何らかの病気にかかっている間、彼は死なない 蒼介「おそらくコイツは『564219』。契約してる可能性があるから気をつけて…ゲホッ」 不幸「フフフフフフ…それじゃ…僕らで何とかしますか…」 疾風「どこからともなく現れて攻撃できる能力…妬ましい」 幽夜「夜じゃないと戦いづらいけど…がんばるかぁ…」 3人が臨戦体制に入る。 不幸「…『564219』の契約者は僕たちとの戦いが終わったら、結婚…するんだ」 不幸が今使ったのは『一級フラグ建設士』の能力。対象者に自由にフラグを立て、回収したり折ったり出来る。これで『564219』の契約者に死亡フラグが立った そして、幽夜がピューと口笛を吹く 幽夜「まだ夕方だからこれくらいしか出ないかぁ…」 そういって鬼火を呼び出す 疾風「ああ…妬ましい。爆発しろ」 『564219』を爆破する疾風 だが、契約者がなかなか見つからない すると… トゥルルルルルルルルルルルルル… 蒼介の携帯に電話がかかってきた 蒼介「知らない番号…? いや、どこかで見たような…ケホ」ピッ 「もしもし、私メリーさん。貴方達がずいぶん困ってるみたいだから、加勢してあげるわ。あ!勘違いしないで。あの時の借りを返すだけだから」 蒼介「ああ、うん。ありがと」 蒼介「皆、朗報だよ…ゲホ。『メリーさん』がべ○ータ的な理由で一時的に加勢してくれるらしい」 疾風「ベ○ータ? ああ、ツンデレか。…妬ましい」 疾風は少し嫉妬するが、何とか抑えた メリー「まぁ、私に任せなさい! 『564219』の契約者を探してるんでしょ?」 そういうと、メリーさんは電話をかける メリーさん「もしもし、私メリーさん。今、私“達”貴方の後ろに居るの」 メリーさんがそういうと、疾風たちは男の背後にワープしていた 不幸「フフフフ…見つけた。それじゃ、『フラグ回収』」 不幸がそういうと、車が走ってきて…『564219』の契約者が…轢かれた 疾風「え? 倒した? それじゃあ救急車を」 疾風が救急車を呼び、皆はもう帰ることにした こうして、初めての契約者もちの都市伝説との勝負は、幕を閉じるのであった… つづく
https://w.atwiki.jp/legends/pages/4993.html
「ジャンクフードジャンキー」 人通りの少ない道を、一人の女性が歩いていた。彼女はハンバーガー……おそらくテリヤキであろう、を頬張っている。 食べ歩きだ。お世辞にも行儀がいいとは言えないが、器用に欠片のひとつもこぼさず、口元を汚すこともなく食べている。 彼女の名は六手 理亜(むて りあ)。あだ名はロッテリア。が、しかし別に□ッテリア派というわけではない。 マ○ドナルドでも、モス○ーガーでも、とにかくジャンクフードが好物なのだ。 「…………」 黙々とハンバーガーをもぐもぐする理亜。食べ物を口に入れたまま喋らないあたり行儀がいい。 いや、食べ歩きしている時点で行儀も何もあったものじゃないが。 「…………ごちそうさまでした」 どうやら食べ終わったようだ。指に付いた塩気を舐めとる。やはり行儀はよくないのか。 「美味しかった。こんなこと、お母さまにばれたら怒られてしまいますわ。外だからこそできる贅沢ですわネ」 なんと、若干片言だがお嬢様口調である。育ちがいいのだろうか。『お嬢様が庶民的食べ物をとても気に入る』だなんて、それこそ都市伝説だが。 「さて、そろそろ帰り――――」 バーガーの余韻に浸りながら歩く理亜は気づかなかった。気付なかった。そこに仕掛けられたトラップに。―――ピアノ線に。 頑丈なピアノ線が理亜の首元に引っ掛かり。そのまま歩く勢いと理亜自身の体重により――― ぷつん。 いつの時代も終わりはあっけないもので。残念ながら理亜の人生はここで終わってしまった。 理亜の首が宙を舞ったことを確認し、満足したのか、ピアノ線の犯人――『首なしライダー』は、バイクに跨り、その場を後に しようとしたが、できなかった。なぜなら腕に噛み付かれていたからだ。 誰に? この場で噛み付くことができる者など一人しかいない。そう、理亜に、である。 いや、そんなはずはない。たしかにこいつの首は飛ばしたはずだ。ピアノ線で、確実に! 焦る気持ちを抑え、自らの腕を確認する『首なしライダー』するとそこには、力いっぱい噛み付く理亜の頭部が存在していた。 否、それでけではない。何か様子がおかしい? と、怪訝に思う間もなく。彼女の頭部が縄のような形に変質した。 縄はどんどん伸びてゆき、地面に落ちたはずの理亜の肉片を回収しつつ。最終的に彼女の身体と繋がり。 その過程で、『首なしライダー』は引きずられ、引き寄せられた。 そして、『首なしライダー』の腕を縛っていた縄のようなものは、理亜の身体に戻ると、何事もなかったかのように、頭部が再構成された。 「マったく、危ないですわネ。『首なしライダー』。全く、ゆっくり家にも帰れませんわ」 表面だけではなく、内部にも問題はないようで。彼女は首が取れた後だというのに、当たり前のように喋ってみせた。 そのことが、『首なしライダー』をますます戦慄させる。 「まぁ、いいでしょう。食後のいい運動になりそうですしネ―――」 いや、いい。こいつが自分に首を切られても無事だったのは確か。ならば、そのカラクリを見極めるまで。 と言わんばかりに、『首なしライダー』は複数のピアノ線を展開する。 ぷつん。 理亜の首が、腕が、腹が、足が。同時に真っ二つに切り裂かれる。 ――――いや。よく見るとそうではない。(首がないのに『見る』というのもおかしな話だが) 首元が、腕が、足が、腹部が。自分からばらけている! 『ろくろ首』の拡大解釈か? 『泳ぐ切り身』の曲解か? 『首なしライダー』は思案する。そんな彼を尻目に、 「あらまぁ、セっかちですこと!」 そう言って理亜は自らの腕を飛ばす。飛行できるというわけではないようで、地面を蹴るようにして勢いをつけ、『首なしライダー』に迫る。 近づく腕。その切り口。よく見れば、何かの集合体――――これは、ミミズだ! ピアノ線を使って腕を更にばらし、攻撃を回避する『首なしライダー』。 「………!」 身体がミミズになるとはな! とでも言いたげに向き直る『首なしライダー』。 「ええ、その通りですわ。この通り、私の肉体はミミズで構成されていますの」 理亜が『首なしライダー』ににじり寄る。ライダーは反撃の機会を窺う。 「『ハンバーガーの肉』。それが私の契約都市伝説の総称ですわ。今回のこれは『ミミズバーガー』と『ハンバーガーの肉には人肉が混じっている』ですわね」 歩きながら、解説を始める理亜。体が少し小さくなったものの、五体満足の状態に戻っている。先ほどの腕を回収したのだろうか。 「都市伝説が契約後に『解釈』によってその能力を変質させることは御存じでシょう? たとえば『拡大解釈』。3番目のトイレを3回ノックして呼びかけると出てくる『トイレの花子さん』を『契約者の呼びかけでそこに現れる』能力にする、とか。 たとえば『曲解』。人を道に迷わせる『八幡の藪知らず』を『攻撃を道に迷わせ命中させない』能力にしたりとか、そういうのですわ」 黙って(元々喋れないが)話を聞きながら、ピアノ線を用意する『首なしライダー』。どんどん近づいて来い。射程距離に入ったら、すぐに。 「私の場合はそうですわね。連想? は少し違うのかしら。まあともかく、『歪んだ理論、証明』といったところでシょうか。 『ハンバーガーの肉にはミミズが使われている』。『ハンバーガーの肉には人肉が使われている』。『ゆえに、人間の肉はミミズで出来ている』―――とまぁ、こんな具合ですわ」 そろそろだ、そろそろこのピアノ線で―――と思う『首なしライダー』だが、ここでふと、ある疑問が存在しない頭をよぎる。 待て、この女。どうして自分が尋ねたわけでも、ましてや既に勝敗が決しているわけでもないのに、自分の能力を解説し始めたのだ? まさか――― と、気づいた時にはもう遅く。『首なしライダー』は直立ができなくなっていて、その場に倒れこんだ。 「ああ、そうそう。言い忘れていましたわネ。『ハンバーガーの肉にはネズミの肉が使われている』という説もありまスの。 先ほどあなたに私の腕が切られた時―――ミミズを少々、体内に潜入させていただきましたわ。それをネズミに変え、あなたの体内を貪った―――」 と、ここで理亜は歩くのをやめる。 「―――なんて、もう聞こえていませんわネ、ええ。checkmate、ですわネ」 『首なしライダー』。頭部がないにもかかわらず、正確にバイクを運転する彼らは、視覚や平衡感覚に関しては群を抜いているが、 しかし逆に『触覚』――特に痛覚は鈍感なのだ。でなければ、常に外気にさらされた首の切り口の痛みで、まともに行動することができない。 今回はそのことが仇となった。 「oh,もうこんな時間ですわ。急いで帰りませんと。……近道、してしまいまショウ」 と、理亜は体をミミズに分解し―――猫の姿に再構成し。屋根伝いを身軽に駆けていった。 ハンバーガーの肉には、猫の肉が使われている。いやはや、ジャンクフードの風評は尽きないものだ。 続く EXIT
https://w.atwiki.jp/legends/pages/4314.html
「ゲーム研究部とゲーマー三兄妹+αのCoA」 堂寺「さて、次はどこへ向かおうか」 不幸「取り合えず休憩したい…。さっきの掃除と今の歩きで完全に疲れた」 疾風「同じく…」 小奈美「私も疲れてきたわ」 光輝「休憩しようか…」 礼次「動くのめんどくさい…」 帝「ふむ。確かに休憩も必要だな。では、各自休憩! 自由行動だがあまり離れてはならんぞ?」 「「「「了解ー」」」」 こうして、休憩しつつウロウロすることになった。 しばらく寛いでいた21人だったが… ?「いたいた! まったく私たちを置いていくなんて酷いじゃない…!」 ?「僕たちにも活躍させてよ…」 何やら二つの影が。 望夢「夢見!? 真久良!? どうしてここに!?」 夢見「私たちも参加したかったからに決まってるじゃない」 望夢「なるほど。じゃあどうやってここに来た!?」 夢見「簡単な話よ。私の『ゆめにっき』で侵入したってわけ」 真久良「僕は夢見についていったんだよ」 望夢「そうか…」 そんなこんなで七夕兄妹と合流した 礼次「めんどくさい…何もかもめんどくさい…」 廻女「この草美味しい! こっちはちょっと苦いけど、この根っこと合わせれば…」 メタモン「そういえば夢特性バージョンの僕って何時出るのかなー?」 とまあそんなこんなで休憩時間が過ぎていった 帝「休憩終了だ」 遊「じゃ、どうする?」 堂寺「取り合えずモンスター倒してアイテム手に入れましょうよ」 光輝「僕も賛成。やっぱりゲームって言ったらアイテム収集ですし…」 望夢「決まりだな」 こうして一行はモンスターを倒しに行くことにした スゴイムの群れが現れた! 堂寺の通常弾幕! 【さぁ、STGの始まりだよ!】 スゴイムA~Fに30ずつダメージ! スゴイムA~Cは倒れた! 疾風の嫉妬爆破! 【妬ましい…爆発しろ!】 スゴイムDに15のダメージ! スゴイムDは倒れた! 香々緒の甘味出血! 【どこから出血させようか?】 スゴイムEに15のダメージ! スゴイムEは倒れた! 蒼介の病気移し! 【ごほっ…げほっ!】 スゴイムFは風邪をひいた! 小奈美のエスタークパンチ! スゴイムFに15のダメージ!スゴイムFは倒れた なんとスゴイムFは起き上がり仲間になりたそうにこちらを見ている…。仲間にしますか? →はい ピッ いいえ スゴイムが仲間になった。スゴイムの群に勝った! 宝(レアアイテムこい!) いちいち全部書くのは面倒なので割愛するが、堂寺達の中で良いアイテムを欲した者ほど、良いアイテムが手に入らなかった。ただし不幸はデフォルトでこうだが 宝「何でだ!? あんなに強く念じたのに…!」 不幸「まあ僕はいつも通りだね…」 皆それぞれ愚痴を言ったり満足したりする 堂寺「知ってる…」 宝「え?」 堂寺「欲すれば欲するほど…、手に入らなくなる…。『物欲センサー』。こんなことができる奴を僕は良く知ってる…」 堂寺が言う ?「へぇ…。なかなか鋭いじゃん。これだけの情報で『物欲センサー』って分かるなんてさ…」 ?「ネ申 降 臨」 ?「この程度で神とか神大杉だろ常考」 ?「CoAなう」 望夢「お前…いや、お前達は…ネット研究部…!」 宝「ねぇ疾風君。この人たちは誰なんだい?」 疾風「ネット研究部。僕達ゲーム研究部のライバル的存在だよ」 宝「ライバルポジションの登場遅すぎない?」 疾風「…」 ?「おや? この僕達もことを知らない奴が居るみたいだねぇ」 ?「紹介ましょ。私達が誰なのか」 練男「おk把握。部長、二茶練男。契約都市伝説は『2chの書き込みの半数以上はとある国のSCが自動的に書き込んでいる』、 『もしも○○の世界に2chがあったら』『ぬるぽと書き込むと10レス以内にガッされる』『特定のレス番なら○○』」 童河「 契約都市伝説は 『/○○』 『○○ホイホイ』 『sm666』 \副部長/\二戸中(にこなか)/\童河(どうが)/ 」 健太「僕は茂木健太(もてぎけんた)。契約都市伝説は『モテ期』と『※ただしイケメンに限る』さ」 波江「私、安手名波江(あんてななみえ)は命を狙われてるから、ネット研究部に隠れてるの。契約都市伝説は 『電磁波過敏症』『電波塔でCMの夢』『電波犯罪』『受信 ゆんゆん・送信 よんよん・交信 やんやん』よ」 組太「初流 藍太(ういる あいた)。契約都市伝説は『コンピューターウイルスはワクチンソフト会社が作っている』、『二十世紀少年の細菌は実在する』、『痛みの単位はハナゲ』。ああ、またささくれが…」 響「白井響(しらいひびき)だよ。契約都市伝説は『バトル施設クオリティ』と『なぞのばしょ』」 真理男「イヤッフー! 俺は管野 真理男(かんの まりお)! 契約都市伝説は『マリオに出てくるブロックはキノピオ達の成れの果て』『孔明の罠』 『幻の9ステージ』『36回フラワーを取るとそれからはフラワーを取る度に1UPする』だよ!」 探「自己紹介なう。僕は粒焼探(つぶやき さぐる)。契約都市伝説は『ダウジング』と『開けゴマ』」 半汰「可符根半汰。契約都市伝説は『物欲センサー』と『パチンコは遠隔操作』。あ、後最近『運営からのお礼』とも契約したよ。それとパチンコ噂話をどうぞよろしく」 鉄則「僕akira は三井鉄則(みつい てつのり)。契約都市伝説は『3秒ルール』です」 こうして、ネット研究部は自己紹介を終えた。それぞれの契約都市伝説の能力についてはまたいつか説明することにする 帝「ふむ。覚えておくとしよう」 小百合「波江ちゃん可愛い…。けど男の子達の関係にも興味があるわね…」 各々の反応をする 健太「ところでかっこいい僕からのイケてる提案なんだけど…」 疾風「自分で言うなよ妬ましい…」 健太「事実だから仕方ないだろう? …まぁ、それはともかくとして。君達、僕達ネット研究部と協力しないかい?」 宝「…僕達にメリットはあるのか? 例えばお金とか、マネーとか、後お札とか」 安河「全部金だろ…」 鉄則「悪くない提案だとは思いますよ?」 香々緒「どこが?」 鉄則「例えば、僕達が協力しなかったとしましょう。すると、必然的に別行動になります。それはつまり、僕達が別々の話で書かれざるをえないということです」 香々緒「何が言いたいの?」 鉄則「つまりですね…『貴方達の出番がまわってこないかも知れない』と言うことです」 香々緒「くっ…出番がなくなるのは…でも君達と仲間になるなんてのもいやだし…」 波江「受信したわ。協力とは言ったけど何も味方になる必要はないの。ただ一緒に行動するだけよ」 練男「名案だろ常考」 遊「仕方ないな…。協力しよう☆」 こうして、ネット研究部と同行することになった ゲーム研究部 ゲーマー三兄妹 七つの大罪チーム(仮名) 夢見る兄妹 甘党兄妹 ネット研究部のCoAは、まだまだ続く… 続く…
https://w.atwiki.jp/legends/pages/2309.html
みなさん、僕を覚えておいででしょうか。神威 神司(かむい しんじ)です。え? 知らない? あれですよ、ホラ。『通りゃんせ』の契約者です。 それと今「神」という字が2つも入ってる名前を見て(うわぁ…)とか思った奴、ちょっと表に出ろ。 さて、それはともかく。実は僕相方的な人が居るんですよ。もうすぐ来るとは思うんですけど… 「クスクスクス…お待たせ、神司君…」 来た。彼の名前は富士海 樹(ふじみ いつき)。『富士の樹海』系統の都市伝説と契約しています。 ところで僕は以前も言ったように、『通りゃんせ』の能力で子供を神隠ししているのですが… なにせ子供だけでは足りないみたいでしてね…。最近は子供のいうことを信じない大人が多いですから。 まあ、そこで彼の能力が活躍するわけですよ。今日はとりあえず…大人を3人くらい隠しておきますか。 神司「それじゃあ、お願いするよ」 樹「クスクスクス…少し場所を変えてから使うよ…」 少し広い場所に移動する二人。 樹「よし…この辺で…」 能力を発動した樹。しかし、周りの様子に変化は見られない。だが… 「…? ここ、さっき通ったか?」 「まただ、ずっと同じ景色…。これで何回目だ…?」 「同じ道を回っているようにしか思えない」 道を歩いてい人々が、今の状況を不思議に感じる。当然である。いつも歩いているなれた道で迷っているのだから… 樹「クスクスクス……貴方達はここから出られないよ…」 これが彼の契約した『富士の樹海』の一部、『富士の樹海に入ったら脱出できない』である。能力は 樹の指定した半径10km以内の空間に居た、入ってきた生き物を外に出られなくするというものである 神司「…よし、それじゃあ」 樹の能力が発動したのを確認すると、神司も能力発動の準備をする。 神司「通りゃんせ 通りゃんせ ここはどこの細道じゃ 天神様の細道じゃ ちっと通して下しゃんせ 御用のないもの通しゃせぬ この子の七つのお祝いに お札を納めにまいります 行きはよいよい 帰りはこわい 怖いながらも 通りゃんせ 通りゃんせ」 その歌を引き金に、細くて薄暗い怪しげな道が現れる。普通なら大の大人がこんな怪しい道を通るようなことはしないだろう。 だが、道に迷っていれば話は別である。そう、今まで無かったその道にどんどん入っていく人々。 その先に広がる世界は見たことも無い異世界。後ろを振り返ると、来た道はもうない。 神司「さぁ…1日限りの異世界旅行だよ…。存分に、ゆっくりしていってね!!!」 今日もまた数名の人が行方不明になるのでした…